巷でよく聞くようになったwebデザイナーはやめておけというのは、果たして本当なのか。
webデザイナー歴20年の私から、webデザイナーを目指している人にメリットデメリットなどをアドバイスしたいと思っています。
Webデザイナーとは

Webデザイナーとは、Webサイトに必要なバナーを作成したり、サイト自体を作成したり、Web制作のデザインを主に行う職種です。
人気の職業であり副業からでも始められるため、興味を持つ方も多いかもしれません。
主な作業としては以下のものがあげられます。
上記の通り、「webデザイナー」の定義がとても広く、求人の内容も様々なのが特徴です。
Webデザイナーのメリットとデメリット

メリット
派遣やアルバイトだと時給は他よりも高い
ざっとみた感じアルバイトだと、時給1300円以上が多いです。また、これが派遣になると最低1500円はあります。
どの職もそうですが、直接雇用のアルバイトよりも派遣社員のほうが時給は高いです。
派遣の求人では、経験者だと時給2000円以上の案件も結構あります。
逆に、アルバイトは時給は劣りますが、会社によってはいずれ正社員になれるというメリットはあります。
在宅で仕事ができる
パソコンさえあればどこでもできる仕事なので、リモートワークOKのところが多いです。
育児中の主婦の方などにはおすすめです。
仕事内容によっては、未経験でもOK
仕事内容が、更新作業だけというケースもあります。この場合は、ある程度HTMLさえ知っていれば問題ないので、未経験でも積極的に採用しています。
デメリット
正社員の給料が安い
これは本当に痛感していることですが、webデザイナーの正社員の給料はかなり安いです。
2005年にwebデザイナーとして初めて勤務した時は24万円。
現在の一般的なwebデザイナーの給料が25~27円かと思います。(もちろん会社にもよります)
webデザイナーは比較的簡単な業務と思われている節があることも給料が安い原因の一つかと思われます。
ブラック企業が多い
webデザイナーが就職するところはおそらくIT系の会社が多いかと思います。
IT企業は、詐欺の会社だったり、ブラックすぎるところが多々あります。
私が試用期間中に辞めたところは、社長に気に入られない人は個室に2時間ほど呼ばれ、全社員が聞こえる場所でwebデザイン部の解散。解雇通知を皆に言い渡しました。
入ってみないと分からないところはどこの会社もそうですが、特にSEO会社には気をつけた方がいいかなという印象です。

ちなみに先ほどのブラック会社はgoogleのレビューで良い口コミばかりされていますが、ほぼサクラです…。
良い会社なんだと思って騙されて入ってしまう前に会社研究は怠らずにしましょう。
社名で検索(特にXなどで)でするとブラックすぎるところは諸々話題が出ています。
クライアントに振り回されるケースが多い
クライアントは大方中小企業、もしくはお店の店主が多いです。
それぞれ趣味も違うので、デザインのテイストも全く同じではありません。
その世界観を出しつつ、コーポレートサイトを作らなくてはいけません。出来上がるまで修正は何度も行います。
コミュニケーション力が必要
webデザイナーは黙々と1人で作業をする、というイメージがあるかと思います。
ですが、実際はそんなことはなく、コミュニケーション力がとても大切になってきます。
上記の力がwebデザイナーでも必要になってきます。
タイプ別お勧めの働き方
上記のメリット・デメリットを考慮した上、タイプ別お勧めの働き方について紹介します。
気軽にwebデザイナーをやりたい方
ストレスを抱えずにWebデザイナーを気軽にやりたいと思う方は、以下のような求人を選ぶと良いです。
ただ、業務的には正社員ではなかなか応募をしている会社が少ない感触です。求人があったとしても非常に応募数が多いイメージです。
派遣社員ですと、簡単な作業のみのケースが多いので、まずはそちらから始めてみるのが良いと思います。
正社員でWebデザイナーになりたい方
正社員でWebデザイナーになりたい!!と思う方は、未経験でも募集をしていて、研修制度を取り入れている会社に入社するのがベストです。
私の時代にはなかったのですが、ここ10年くらいで、未経験の方を入社させて研修で知識を叩き込んでから、出向スタイルで働かせるシステムが流行ってきました。
エンジニアではよく聞く単語で、SESという会社になります。



未経験で入れて勉強している時もお給料がいただけるなんて羨ましい・・!昔はこのような形態の働き方はなかったので、学校に行って勉強するしかなかったです。
授業料が高いWebデザインの学校に行くよりも、会社に入ってしまってWebデザイナーを目指すのが一番いいのでは、と思います。
お給料を上げたいならプログラマー・エンジニアもお勧め


プログラマー・エンジニア系にも興味がある場合は、そちらもお勧めです。
Webデザイナーの年収は天井が決まってしまっていますが、エンジニアなら青天井でお給料は上がっていきます。
ちなみに今は深刻な人手不足なので、30代未経験でも会社に入ってくる人はたくさんいます。



片割れのはるきちは、ブランクありのエンジニア歴持ちですが、40代の今でもスカウトがくるみたいです・・!
SESの会社では、未経験でも積極的に募集をしています。
エージェントに登録・相談は無料なので、まずは相談してみてください。
まとめ
Webデザイナーはキラキラしているイメージを持っている人が多いですが、実際の業務はクライアント対応で大変です。
どうしてもWebデザイナーになりたい!という人は、SESの会社に入って研修をしながら一人前のデザイナーになりましょう。
あと、Webデザイナーに固執しないなら、エンジニアをお勧めします。
この上記2つのことについてはまた別の投稿で詳しくお話しする予定です!